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生活介護ってどういうもの?生活介護施設って結局どういうところなの?

2023.06.08
  • コラム

前回、かなりざっくり説明した「生活介護について」ですが、
今回はもう少し詳しく説明していきたいと思います。

生活介護施設って結局どういうところなの?という疑問をまずは解決します。

⚪生活介護って何?

生活介護は【知的障がい者】が、「自立した生活を送るため」に
必要なサポートを提供するサービスのことをいいます。
事業所によって様々なサービスが有るように見えますが、
ほとんどの生活介護事業所の目的は
知的障がい者が『自己決定や自己実現を促進しできるだけ自立した生活を送ること』だと言えます。
そのために各事業所では、一般的に「良い」とされるもの以外にも、
独自の工夫や経験に基づいてよりよいサービスを提供されています。

より良い社会を作りたい、生活介護の現場で働く方々はそういう想いの方が多いと思います

 

◎生活介護で得れるもの

【知的障がい者】の方々は、
人それぞれ、全く違うレベルで
学習や判断力、コミュニケーション能力に制約があるため
日常生活の様々な面で支援が必要となります。

支援をうけつつ、利用者様は様々な体験やスキルを獲得することができます。

いろんなことができるようになる!

 

1. 日常における「生活スキル」を身につける

知的障がい者が自己管理や日常生活の基本的なスキルを身につけるための支援を提供します。
例えば、ご飯の準備や食事の手助け、入浴や衣服の着脱、トイレの使用など、
日常生活を自立して行うための必要な活動をサポートします。

例)
食事の盛り付けや配膳、下膳を支援員が利用者さんと一緒に行います。

 

2. 日常生活における「コミュニケーションスキル」を身につける

利用者様が自分の考えや希望を誰かに伝えるために、コミュニケーションツールや補助具の提供、コミュニケーションスキルの訓練などが行われます。
例)マカトンサインを覚えてもらったり、アプリやボードに絵を描いて指差してもらったりして、視覚的にもアプローチをかけていきます。

3. 社会の活動に「参加する」ためのサポート

日常生活だけではなく、他の人達と関わり合いをもち社会活動に参加することも「生活介護」のサポートの一つです、
例えばお仕事をすること(就労)や教育機会の提供、趣味やスポーツ活動への参加支援などが含まれます。
社会的な関わりを持つことは、社会に役立つことだけではなく、利用者様の自己成長や自己肯定感を促進にも役立ちます。

例)地域のスポーツ大会への参加や防災センターへ一緒に行き消化活動や避難訓練を行います。

 

 

4. 利用者自身の健康管理と医療の支援

利用者様の健康管理や医療の受診をサポートします。
おくすりをもらっておいでの方や通院が必要な方に
医療機関への同行や服薬管理、健康情報の提供などを行うことも生活介護の仕事です。
また必要に応じて理学療法や作業療法などのリハビリテーションのサポートも行われます。

例)事業所内で足の上げ下げ運動や関節可動域の維持訓練をリズム体操などに取り入れ楽しみながら実施しています。またお箸を使って小さいものを掴んだりする手指訓練も行ったりしています。

 

◎生活介護事業所のお仕事

これらのサポートは、利用者様の個別のニーズに合わせて組み合わされますが、
もちろんその組み合わせを考えるのも【生活介護事業所】の仕事です。
組み合わせを考えるために
専門職のスタッフによる「評価」を行い、
個別計画を設定、生活介護事業を通じてサービスが提供されます。
この評価、だけでもかなりの専門性が必要で、
単純に「この症状だから」と当てはめることなく、
ひとりひとり丁寧に計画を考えて、サービス提供を行っていくことになります。

また、生活介護事業所は自身の事業所だけではなく
地域の福祉サービスや支援ネットワークとの連携も行われます。

よって一般的な企業のように「自社の利益だけ」で成り立つようなことは難しく、
多くの専門家や地域・支援ネットワークとの共存によって成り立っています。