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<施設を探す前に>生活介護を知ろう!

2023.07.09
  • コラム

生活介護について、これから色々知っていきたい。
そう思ってみてもなにから勉強したらいいのかわからない。

そんな方に色々な情報をお届け出来たら・・と思い、
このサイトを運営しております。

さて「生活介護」を勉強する前に、
生活介護を知る上で、一つ重要な考え方があります。

今日はその考えについてお話できたらな、思っています。

 

 

そもそも障がい社福祉ってなに?

生活介護は、「障がい者福祉」の一環ではありますが、
そもそもなぜこの「障がい者福祉」という考え方をわかっていると
生活介護の立ち位置がわかりやすくなります。

障がい者福祉は、障がいを持つ本人やその家族が社会的な支援を受けながら、
自立した生活を送ることを支援するための取り組みです。
(このあたりの考え方はもちろん生活介護の考え方と同じです。)

 

障がい者福祉は以下の考え方から構成されています。

 

1. 社会参加と権利保護

日本では『障がい者は社会の一員として活動できる機会を持つべき』
という考え方があります。
これは障がい者福祉の大元になる考え方です。
そのため、障がい者の権利保護と差別のない社会参加を促進するために、
法律や政策が存在します。

 

2. 医療とリハビリテーション

1の権利保護を実現するために、障がい者が自立できるよう
障がい者の健康状態をサポートするため医療サービスが提供されます。
これには障がい者の「診断」「治療」「リハビリテーションプログラム」の提供などが含まれます。

3. 教育と雇用

自立のためには障がい者にとっての適切な教育と職業訓練の場が重要になります。
よって、障がい者福祉では、教育制度や雇用政策によって障がい者が自分の能力を最大限に発揮できるように支援します。

4. 福祉サービスと支援

1~3を実現するためにも、福祉専門の知識をもった専門家のサポートが必要です。それは障がい者の症状が「おのおので全く違うもの」であるためで、その度にオーダーメイドのサービスを作る必要があるからです。例えば生活支援、介護サービス、交通手段の提供、バリアフリーな環境の整備などがあります。

 

5. 個人と家族のサポート

障がい者とその家族は、情報提供や相談、心理的な支援などを必要とする場合があります。
支援グループや相談機関は、障がい者や家族が困難な状況で適切な支援を受けられるようにサポートします。

 

このように障がい者福祉は、様々な体制で構成されています。
そして、この「福祉」を実施する場所としての場所が「生活介護施設」というわけです。